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川村宏樹さん(陶芸家)

Category : とちぎの作家
粉引一筋25年

 粉引の器づくり一筋に25年作陶を続けている川村宏樹さん(那須烏山市在住)の個展が23日から29日まで、たから園現代工芸(小山市立木1426―5、TEL0285・23・6966)で開かれる。同展では、粉引の白と赤い釉薬を掛けた器を出品する予定。

土の生命力生かす

川村さん本人


 つかもと製陶所で修業時代、濱田庄司の作品に出合いその生命感に惚れた。指導員から「作るものは一つに絞りなさい」と言われ、粉引を一生の仕事として選んだ。
 焼き物の原点は、土の持つ生命感にあるという川村さん。「今は粘土を精製しすぎている。粘りがなければ、粘りのある粘土をブレンドする。土を作ってしまうので、粘土の個性がなくなってしまう。大田原市生まれなので、できれば地元の土を使いたいと探しているが、原土で使える上質の土がこの辺にはない。粘土の魅力は艶っぽさや滑らかさで、器も使っているうちに軟らかな色合いになるのが良い土。益子の土では、焼けば焼くほどコンクリートみたいになる」とこぼす。全国の原土を取り寄せ、大阪と淡路島と京都の土に出合い作陶する。
 砂や石が混ざった原土を作る物によって篩(ふるい)に掛け使用する。
 川村さんが生み出す器は、粉引の優しさに砂混じりの原土の素朴で荒々しい表情が特徴で、ろくろ目、濃淡のある白化粧が独自の世界を作る。
 荒々しさを表現するための原土は、成形後の乾燥時に神経を使う。水ひ精製した粘土に比べ、亀裂が入りやすい。
 乾燥後、白化粧は素焼きをせず生がけする。乾燥させただけの土に水が回ると崩れやすいことから、化粧掛けは晴れた日を選ぶ。白化粧後素焼きをし、透明釉薬を掛け本焼きする。
 「土も大切ですが、器は形です。存在感のある形」という川村さんは、有名陶芸家・小林東五さんから陶片を譲り受け、研究を続けている。
 今回の作品展では、粉引原土の器のほかにアクセントを付けるために赤い器も数点出品する。「赤い器もいずれは原土を使って作陶したい」。現在は信楽土を使用している。釉薬はいずれの器も市販物を使用。







粉引きイメージ

 【粉引(こびき)】李朝朝鮮の陶磁の歴史の流れを汲む技法の一つで、素地に白泥(泥状の磁土カオリン)を化粧掛け(白化粧とも言う)して素焼きし、さらに透明釉を掛けて焼成したもの。粉を引いたように、白く柔らかく清らかで美しい釉面をしているところから、茶人によって名付けられた。粉引の素地には灰白ないし鉄分を含んだ赤土(茶色の土)が使われ、色合いは、素地や焼成によって白から生成、黄色味をおびたものなど微妙な違いがある。
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過去に掲載されている人たちは野田が新聞記者時代に取材した人達です。すべての人が現在進行形(ing)で活躍しています。「それぞれのing」は、そんな人たちのちょっとだけ前のお話ですが、記事はそのまま情報として掲載しておきます。これからブログは、日記のやうに、、気ままに使わせていただきます。

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