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河原健雄さん(陶芸家)

Category : とちぎの作家
土と炎の醍醐味を

河原さん

穴窯で濱田庄司に挑む

 「焼き物はね、穴窯だと思っているんですよ。低い温度で長く焼く。益子伝統の釉薬を、燃やした薪の灰で反応させる。そうすると濱田庄司を一歩進めることができるのではないかと。もし彼の仕事を超えようとするなら、穴窯で焼くしかないと思っています」。熱く語る陶器作家の河原健雄さん=写真=(57歳、益子町大沢3641)の個展が5月いっぱい、益子焼窯元共販センター本店ギャラリー2階で開かれる。
 10日間焼き続ける穴窯は、薪代だけで約70万円かかり、焼いたものの中から使えるものは3分の1程度。「生活を考えると穴窯だけでは成り立たない」。通常の販売用はガス窯で焼いた作品が中心になる。今回の個展では、穴窯で焼いた物が50点程と楽しめる食器としてガス窯で焼いた物を約150点出品する。
 赤土に純白に近い土を掛け、その後、透明釉を施釉して焼成する粉引きがここ数年流行っているが、「粉引きは良い雰囲気にしようとすると低い温度で焼きますが、若い作り手たちは、焼くことにはあまり神経を使っていない。すぐ欠けちゃうとか、口がボロボロになるとか、水に溶けなきゃいいやーみたいな感じがしますね」。それが益子全体の欠点になって広がらなければいいのだがと懸念する。
 学生時代に萩焼の三輪龍作氏の作品と衝撃的な出合いをした河原さんは大学を辞め、濱田庄司に憧れ作陶を始めた。
 「益子で育ってきた人というのは、どこかで濱田庄司の流れというか、考え方が生きているのだけれど、備前や有田で仕事をしてきた人が益子で独立すると、作風が違う。それは新鮮でもあるし、益子の風通しにもなっている。すべてを受け入れてしまう益子の寛容さはすごいなぁって思うと同時に、この自由さのおかげで今まで楽しくやってこられたとも思います」。
 益子の伝統に戻ろうとする動きがある昨今、「柿釉を使え、並白を使えという前に『焼き』をちゃんとやろうよって思います。民芸は確かに普段使いですが、濱田庄司の作品を日用使いする人はいますか」。普段使いに耐えられる丈夫さで、益子焼を一品物として格上げしたいと夢を語る。
 伝統工芸新作展、朝日陶芸展、日本伝統工芸展などで入選歴あり。
 問い合わせは、共販センター☎0285・72・4444まで。
焼き締め

上の写真は、昨年作陶した「焼〆茶壷」


2008年4月掲載

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のだたけし

Author:のだたけし
過去に掲載されている人たちは野田が新聞記者時代に取材した人達です。すべての人が現在進行形(ing)で活躍しています。「それぞれのing」は、そんな人たちのちょっとだけ前のお話ですが、記事はそのまま情報として掲載しておきます。これからブログは、日記のやうに、、気ままに使わせていただきます。

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