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村田浩さん(陶芸家)

Category : とちぎの作家
益子の風土、器に生かす

村田さん


自作の蹴りロクロに糠白釉薬

 現在の益子の礎を築いた陶芸家の一人、村田元さんを父に持つ陶器制作家・村田浩さん(64歳)の個展が益子町共販センター本店2階ギャラリーで30日まで開かれている。益子でも一般的な釉薬、糠白を使った絵付けの器を主に約700点を出品。
 父親の仕事場が遊び場だったことから、小学校低学年から蹴りロクロを回し、粘土をロクロの中心に持っていく技術も子どものころに習得した。東京工業大学を卒業後、一般企業に就職。「27歳のとき、父の仕事を継ごう」と益子に戻った。師は父・元さん一人。昭和52年に登り窯を築き独立したが「40歳くらいまでは、父の背中を追いかけていたように思います」。
 絵を施し糠白を使う村田浩さんの作風は近年になって確立した。「登り窯で焼くのは、登り窯だからできる雰囲気があり、灯油窯が悪いわけでもありませんし、計画通りの絵付けを完結させるには、灯油窯の方が容易」といい、窯の個性を使い分ける。
 登り窯は設計時に注文を出した程度だが、レンガ造りの灯油窯は自分で造った。蹴りロクロは、「回転が遅い方が良い」ので、蹴る部分の半径を大きくし、作業の負担を減らすことに成功。同業者に何台か頼まれロクロ造りも行う。
 「益子の陶器製作家ですから、益子の土、益子の釉薬を使いたい」。釉薬は、伝統的なものの中でももみ殻の灰を使った乳白色の糠白を積極的に使う。「黒釉、飴釉、柿釉とありますが、釉薬の種類ではなく、使用する釉薬の最高の状態を引き出すための厚みや焼きには面白さを感じます」。柿釉以外は、自分に合うように作る。登り窯を使う場合は、窯の場所により温度差があることから、配置する場所ごとに釉薬の成分配合を変え、四種類は作る。釉薬は使い切ると、素材の成分が違うため、「全く同じ物を作ることは困難なので、絶えず微調整」をしながら配合。
 絵のモチーフによく使うのは、4月から5月に開花するユリ科の植物・サンキライで、鉄絵で器にデザインする。
 「若いときはサッサと仕事をこなせるのがうれしかったけれど、自分で満足できるようにじっくり取り組むことができるようになったのは最近です」と絵付けの充実ぶりに自らうなづいた。

村田さんの登り






村田さん器


2008年4月掲載
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過去に掲載されている人たちは野田が新聞記者時代に取材した人達です。すべての人が現在進行形(ing)で活躍しています。「それぞれのing」は、そんな人たちのちょっとだけ前のお話ですが、記事はそのまま情報として掲載しておきます。これからブログは、日記のやうに、、気ままに使わせていただきます。

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